人類は衰退しました7巻 考察

いきなりネタバレ。『最果てのイマ』のネタバレもあり



前後編とも妖精さんをデコイに読者のミスリードを狙った構成でした。
妖精さんの活躍が楽しみだった人には残念だったかもしれません。
なまじデコイとして妖精さん、ちらつかされたもんね〜。


前編はガチンコのポルターガイスト現象
「わたし」さん、どんどん妖精さんの扱いが上手になっている。
本当にコレ、妖精さん現生人類なの?って感じ。
人間にとって困った事が起きても、こうも簡単に捕獲されて。
「わたし」さんだけが可能な技って理屈にするのも無理がないだろうか・・・。
「わたし」さんが何らかの特別な存在になったって言うなら分かるけれど。
普通に考えればどっかの調停官や人間も近いこと試して周囲に伝搬して妖精さんが人間にとって制御可能な存在になってもおかしくない。




後編はSF的な人工知能に魂が宿って主人公と視点交代の叙述トリック
後編にはどう見ても『最果てのイマ』の作風なぞっている。
主観視点2つを混乱させたり、イマで言うと脳腫瘍が人格化したものと今作はダブっている。
挿絵の戸部淑先生が描く妖精さんの絵の画風にビックリしたけれど、あれ、I(アイ)の視点から見たIにとっての妖精さんなのね。イラストレーター交代したてだったから分かりづらかった〜。
イラストレーターといえば2chのレスであったけれど

加えて容姿端麗で、スタイル抜群だしな
二巻の脱いだら凄いんです設定が、新挿絵だと脱がなくても凄いんですになってるしなw
7巻の扉絵とかp47とかFかGくらいあるように見えて悶々とするわ

ってあって、よく見たら確かに山崎さんよりでかくなってる気がする。
全巻買っている女性の友人が戸部絵なら買わなかったって言ってたし、ちょっと露骨かな〜(友人は山崎絵のメルヘンさが気に入ったんだろうけど、胸が大きくなったのも色々なメルヘンっぽさが戸部絵になって失われる一過程かな〜っと)。