紫色のクオリア/うえお久光

ラノベ。ジャンル:SF
序盤はライト百合の不思議ちゃんモノ。中盤はガチンコ本気SF。終盤はサイエンスを離れて作者自信の人生観みたいなものになる。
中盤の怒涛のSF展開が凄い。主人公が死んでしまった友人を生き返らせるために、自分の超能力を駆使して「ありとあらゆること」をやる。ここまで徹底して突き詰めるのは凄い。
それだけに、締めの作者の人生観が余分だった気がする。中盤と比べて、言葉の一つ一つが軽くて説得力がなくなっていくんだよなぁ。