既に車検の切れた車をユーザー車検で通してきた

上手く行って家に帰ったら、父親に驚かれた。
部品交換とか全くしなかったからなぁ。
今の車検は、「後整備」が認められているのから多少劣化があっても検査の数字さえ良ければ通ってしまうようだ。検査の翌日壊れるかもw
自分で車検を通した後で業者に持って行けば、代行料の10000〜20000円は浮くし、業者の点検の際にも「これ交換しなきゃ車検通らないよ」と足元見られて不必要なパーツを売りつけられずに済むし、自動車の仕組みの勉強にもなるから、平日時間が取れる人にはお薦め。



以下、自分がやった順序。


下調べ。
主に↓のサイトを見て情報収集。
必要なページはプリントアウトして常に持ち歩くようにした。
ユーザー車検ガイドY-works
http://www1.plala.or.jp/yworks/


下見。初めてやるので、帯広陸運支局に実際に行って窓口を確認してみた。
必要書類だけ先に買っておく。40円した。


車検の予約を下見のときやってもいい。
予約しない場合も、予約方法(予約に必要な情報)は確認した方がいいかも。
窓口に行かなくても電話予約(機会音声)とインターネット予約ができるが、分からない所が質問できないので不安になる。
自分は電話予約だったが、4桁の車台番号をプッシュするように機会音声に言われて何のことだか分からなかった。
アルファベットはゼロに置き換えろと言われたけど、車検証にある車台番号はAAA111-1111111みたいな感じでどこを抜き出して4桁なんだかサッパリ……。結局前半部の下4桁を選んで入れたら何も注意されなかったが、不安になった。


書類の書式がネットで調べたものと違っていて、自宅で書こうと思っても上手くいかなかった。分からない部分は当日早目に行って窓口で聞くことにする。
自分の車の重量税と走行距離はチェックしておこう。
車検ラインも実際に覗いてみた。
あと、予備検というものをやってくれる場所があるので確認しておこう。


ダラダラしてたら車検と自賠責保険が切れた。


24ヶ月点検を自分のできる範囲でいいからやる。
点検整備簿にそれを書く。 これは車検に必要な書類の一つ。でも厳密にやらないで、分からない所は空欄のままにしても通った。
点検整備簿は、なければネットからでも書式をダウンロードできる。
昔と違って、車検を通した「後」で本格的な整備をしてもいいことになっているので(これを後整備という)、根詰め過ぎないように。
いい機会だからと徹底的に勉強しようとすると、気付いたら車検が切れていたりする(俺のこと)。


自賠責保険に入りなおして、その保険証やその他色々持って市役所へ。
仮ナンバーを発行してもらう。
前の車検が残っているうちに車検に行くなら勿論必要ない。
仮ナンバーがあれば、最大5日間、車検なしで車を走らせることができるのだ!
但し用途と出発地・目的地は申請することになるので、余計なことはせず目的地まで真っ直ぐ行こう。今回は洗車と預金引き落としに寄り道したけど、あそこで事故起こしたら何かペナルティ付いたかも……。
廃車にするときにも使えるようだ。
仮ナンバーは車体に針金か何かでくくりつけることになるので、家に針金がなければ買っておこう。


陸運支局に車検の予約をいれる。
検査ラインで何らかの不具合があった場合当日に修理し再度ラインを通せばOKなので、朝早くの方がいい。


当日、仮ナンバーを車の前後にくくりつけて出発。
前部はラジェーターに針金通せばよかったが、後部は針金を通す場所がなくて、ワイパーに針金通して仮ナンバーをひっかけた。
シールの張替えがあるので、カッターナイフかスクレーパー(スクレッパー)、濡れ雑巾かウエットティッシュ、あと気になる人は洗剤も用意しておいた方がいいかも。今回はなくて面倒なことになった。


洗車して、現金を用意してから陸運支局へ。
車の底部も点検されるので、底部まで洗車しよう。
多分汚くても結果は変わらないけど、マナーです。
今回はJOMOにあるドライブスルー洗車と、その手前にある自由に使っていいスチームで底部を洗った。
仮ナンバーつけたままだと洗車できない可能性もあるので、取り外し時間も考慮して余裕をもつこと。


陸運へ着いたら、ホイルカバーは外す。
ホイールのナットが緩んでいないかチェックされるので。


窓口で手続き。初めてだと大抵何か記入ミスするので時間に余裕を。
特に、ボールペンで書くものと鉛筆で書くものがあるので注意。
ここで重量税と検査料を払う。
受付後、並ぶライン番号を確認して車検ラインへ。


最初に会う人に、初めてだと伝えよう。
屋外でウインカーやライト、ハザード、ワイパー、ウォッシャー液を点検される。
検査ラインでステアリングやスピードメーター、、ブレーキ、ライトの強さと光軸、排気ガスなどを点検される。 この辺はネットで調べて脳内シミュレーションをしておこう。
ただ、帯広のラインはネットで紹介されているものと多少違った。臨機応変な対応を覚悟しよう。


フロントガラスの内側から見て左上にあった12ヶ月点検の点検整備済みステッカーが古く、ラインに並んでいる間にはがすように言われた。かなりしっかり糊付けされていてはがすのが大変だった。爪ヤバい。スクレーパー(スクレッパー)やカッターナイフではがすした後、水拭きすると上手くいくらしい。

左のライトが不可だった。
途中に不可があっても、一通りラインの最後まで行く。
検査が終わったら、予備検へ行ってライトが不可だったことを伝えれば簡単な修理をしてもらえる。
細かいキズが多くて光量が不足していたらしい。
キズを補修するスプレーをかけてくれた。
予備検の計器でチェックしたらOKがでたので、もう一度車検ラインへ。
予備検の料金は3250円だった。
この間、窓口に戻る必要なし。


車検ラインに再び来たら、職員に再検査だと伝えよう。職員は定位置がないようなので、積極的に声をかけないと列に飲み込まれてどうすればいいのか分からないままズルズル前へ進んでしまうことに。


どうやらライトだけ再検査する場合は、そういうボタンが入り口にあって、押してからラインに入ればいいようだった。再検査は当日中は無料。窓口に一度につき3回までしか検査ラインに入れないと注意書きがあった。


全て終わったら、窓口に書類を提出。ちょっと待てば新しい車検証とシールが貰える。
車検済みを示すシールもしっかり貼られてはがすのが大変なので、カッター等利用しよう。


各種自動車部品は車検サイクルの2年に合わせて劣化するものも多いので、ユーザー車検を通しても、後でちゃんと業者に点検整備をしてもらった方がいいだろう。